モーパッサン 追悼文

Nécrologies sur Maupassant



モーパッサン追悼文リスト



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ギィ・ド・モーパッサン墓碑(著者撮影) 解説 1893年7月6日早朝、当時パッシーにあった、高名なブランシュ博士の精神病院において、ギィ・ド・モーパッサンは亡くなった。享年42歳。7月8日、サン=ピエール=ド=シャイヨー教会で葬儀が行われ、モンパルナス墓地に埋葬される。エミール・ゾラ、アンリ・セアールらが追悼演説を行った(右画像はモーパッサンの墓)。
 新聞・雑誌に掲載された作家の逝去を伝える訃報、及び追悼文の数は30を越える。
 (Cf. Artine Artinian, Maupassant Criticism in France 1880-1940, New York, Kings Crown Press, 1941)
 ここでは、そのなかでも特に興味深く思われるものをご紹介してゆきたい。いずれもこれまで日本で読まれることの少なかったものである。
 記事の性質上、生前の作家を褒め称えるものであるのは当然だが、これら追悼文を通して同時代人の見たモーパッサンの姿を窺うことができるだろう。

モンソー公園のモーパッサン像  モーパッサンが亡くなって130年以上経ち、ゾラが述べた、あるいは予言したように、モーパッサンの小説は「古典」となり、今日なお読み継がれている。古典を読む上で、作者その人について知ることは必ず必要なことではないけれど(師フロベールに倣って、モーパッサンはそれを厳しく拒絶したのでもある)、生きたモーパッサンを知る人たちの残した言葉に耳を傾け、同時代の新鮮な空気のなかに作品を置いてみる時に、改めて見えてくることもあるのではないかと思う。
 右画像はパリのモンソー公園にあるモーパッサンの像。本を手に夢想する女性は作家の愛読者を示している。モーパッサンの作品は当時、女性にも大変に好んで読まれたという。




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