モーパッサン 詩作品

Poèmes de Maupassant



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『詩集』



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モーパッサン 解説 1870年代のモーパッサンはまず詩人をもって任じていた。
 十八歳頃より本格的に詩作を始めたモーパッサンは、ルーアンの詩人ルイ・ブイエLouis Bouilhet の薫陶を受け、そしてフロベールの下での7年以上の修行期間中も、常に詩を書き続けてきた。評論「十六世紀のフランス詩人達」(1877年1月17日)も、詩人としての自らの詩学の表明という要素の濃いものである。
 ロマン派と離別し、当時絶頂のパルナス派とは傾向の異なる、新しいポエジーを生み出すこと。そのような命題のもと、モーパッサンの詩は、より密接に現実の世界へ足を踏み入れることを選ぶ。それは、現実の中に隠された詩情を見出し、同時に、現実そのものを「詩」の中に結晶化させようとする試みであった。何故なら、「詩的」なものが存在するのではなく、対象を捉える詩人の「目」が、そして彼の言葉こそが、事物を「詩」へ転換させるからである。
 とりわけ長編詩においては、自然との交感、そしてその中における身体的恋愛が、率直な言葉で歌い上げられる。精神的、プラトニックな恋愛が、従来の詩において頻繁に歌われてきた中で、「欲望」を肯定し、そこに「詩情」を見出そうとした点に、モーパッサン詩の新しさがあった。確かに、その成果は一見、あまりに「散文的」であるように思われる。
 だが、本能的次元で捉えられた、動物的といっていい人間像は、極端なまでに拡大・純粋化されて表現されることで、いつか現実の地平へ越え、ほとんど神話的様相を呈するに至る。そこに「田舎のヴィーナス」という、詩集中、最も長い作品が生まれた。そこに至って、モーパッサンの詩は確かにレアリスムを越えている。人間の身体・欲望を象徴の次元にまで高め、普遍的なものとして提示する。その点にこそ、モーパッサン詩学の核心があったように思われるのである。




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